10月2日【びわ湖放送ニュース】 滋賀県が呼びかけ「冬眠前のツキノワグマに警戒を」
今年4月から8月までに、滋賀県内では61件のツキノワグマの目撃情報が寄せられています。冬眠前に餌を求めるこの時期、県では一層の警戒を呼びかけています。
県内でのツキノワグマの目撃件数について、昨年度は、冬眠前にドングリなどの餌を求める10月に、その数が多くなっています。
統計では、山のドングリが少ない年は人里などへのクマの出没が増え、多い年は減る傾向にあります。そのため県では、ドングリの実りの状況から、ツキノワグマの出没を予測しています。今年のドングリは、湖北で去年より少なく、湖西で去年より多くなっています。一方で、クマは「滋賀県レッドデータブック2020年版」で希少種とされていて、その生息を守ることも大切です。そのために県ではクマを寄せ付けないように「家のまわりのごみの放置や、食べない柿・栗の木があれば実をとる対策をする等の工夫が必要」と呼びかけています。
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