11月4日【びわ湖放送ニュース】秋の褒章 滋賀県内から14人

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2025/11/04

長年にわたってその道一筋に励み、社会に貢献した人に贈られる秋の褒章で、今年は滋賀県内から14人が受章しました。黄綬褒章7人、藍綬褒章7人の合わせて14人です。

このうち業務に精励し他の模範となる人に贈られる「黄綬褒章」は 彦根市の農業・柴田幸弘さん68歳、 栗東市の農業・中島豊勝さん76歳、 大津市の土地家屋調査士業・中野正章さん66歳 守山市の元ホテル従業員・中村和彦さん64歳 高島市の和菓子製造業代表・西沢勝治さん63歳 高島市の建設会社社長・八田庄平さん64歳 日野町の畜産業代表・森繁夫さん73歳の、7人が受章しました。

また、公衆の利益に貢献した人に贈られる「藍綬褒章」は 消防功績として、大津市の井口清美さん67歳、 選挙関係事務功績として、長浜市の大橋松行さん74歳、 社会福祉功績として、草津市の岡田やよいさん67歳、 消防功績として、彦根市の北川幸夫さん63歳、 厚生保護功績として、東近江市の中澤正孝さん75歳、 消防功績として、栗東市の宮城 源さん68歳、 酒類業振興功績として甲賀市の山中正一さん73歳の、7人が受章しました。

「黄綬褒章」を受章した西沢勝治さんは、高島市安曇川町で1932年から続く菓子店「西近江湖風菓とも栄」の3代目として、和菓子作りの技術と表現力を磨いてきました。 西沢さんは、特に工芸菓子の技術に優れ、全国菓子大博覧会で数々の賞を受賞。2008年には、最優秀賞を獲得しました。 さらに、2014年度には国から卓越した技能者・「現代の名工」としての表彰も受けています。 京都での修行中に、工芸菓子に出会った西沢さん。最初は同年代の技術の高さが憧れだったといいます。
西沢さんは「無我夢中でやってきた。やっぱり苦しかった時期もあった。それを乗り越えるために色々苦しんでやってきた。」とこれまでを振り返りながら語っていました。 現在は、全国で和菓子作りの講師も務め、次世代を担う人材の育成にも努めています。 西沢さん「お菓子を好きになってもらって、新しい感覚で今までと違うお菓子が生まれてくれば良いと思う。ぜひ和菓子に興味を持っていただき、和菓子業界に入っていただきたい。」と話していました。

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