6月12日【びわ湖放送ニュース】再び時を刻む 近江神宮に眠っていた江戸時代の「垂揺球儀」44年ぶりに限定公開
江戸時代後期の18世紀末に制作され、天体観測や暦を作るのに使われた積算装置「垂揺球儀」が修理を終え、動いている姿が大津市の近江神宮時計館宝物館で公開されています。
垂揺球儀は、18世紀末の寛政年間に考案された振り子が往復した回数を計測する装置で、100万回まで表示することができます。当時の天文学者が精密な時刻を知るために考案し、暦を寛政暦に改める際にも使用されました。
近江神宮によりますとこの垂揺球儀は、昭和41年・1966年にアメリカ人の時計愛好家によって京都の古美術店で発見され、日米の時計研究の有志が共同で購入し、近江神宮に寄贈したということです。昭和50年代に2回分解調査が行われ、当時も作動することは確認されて以降、長らく稼働されていませんでしたが、去年、近江時計眼鏡宝飾専門学校の講師陣によって44年ぶりに点検が行われました。
分解やクリーニングをして調整の作業を行った結果、安定して動くようになり、発見奉納60周年となる今年、展示されることになったということです。
垂揺球儀が動いている姿での展示は6月14日まで大津市の近江神宮時計館宝物館で行われています。
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