8月10日 【びわ湖放送ニュース】 植樹をはじめて25年近く 希少種「アカマダラハナムグリ」見つかる
守山市のびわこ地球市民の森で、全国的に珍しい昆虫「アカマダラハナムグリ」が確認されました。今月3日に「アカマダラハナムグリ」を見つけたのは、びわこ地球市民の森で公園の管理などを行っている善野秀樹さんで、琵琶湖博物館の学芸員らにより「アカマダラハナムグリ」と確認されたということです。コガネムシ科の「アカマダラハナムグリ」は、体長約1・5センチメートル。花粉を運び、受粉を助ける「花潜(ハナムグリ)」の仲間で、まだら模様を持つのが特徴です。県のレッドデータブックでは希少種に分類されていて、守山市で確認されたのは初めて。善野さんによりますと、その生態には謎が多く、生息数も急激に減少しているため、生きた個体は重要なサンプルになるということです。
「アカマダラハナムグリ」が見つかったびわこ地球市民の森は、旧野洲川の跡地で、2001年から植樹が行われてきました。25年近くが経って、珍しい昆虫が見つかったことについて、善野さんは「たくさんのサポーター・企業などに協力してもらって、自然に近づいた森になってきていると感じた。」と話していました。
見つかった「アカマダラハナムグリ」は、夏休みの間、びわこ地球市民の森で展示され、その後、琵琶湖博物館に寄贈される予定です。
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