2020年4月25日放送分 滋賀経済NOW

ニュースとバラエティ
2020/04/25

【BIZラボ】
バイオアパタイトという画期的な素材をご存じでしょうか?彦根市に本社を構える株式会社バイオアパタイトが開発した、バイオテクノロジー技術によって人工的に開発された鶏の卵の殻を使った素材です。これまでは卵殻と卵殻膜を分離させることに手間がかかるため利用が難しいとされてきました。株式会社バイオアパタイトは特殊な方法でそれを可能にしたのです。
開発者でもある中村弘一代表取締役社長によると、日本国内で消費される卵の量は約250万トン。その内、卵殻の量は35万トン~50万トンでそれらのほぼすべてが廃棄されます。食品メーカーが産廃業者に支払う金額は、年間20億円にもなると言われています。この大量廃棄されるマイナス資源を有効利用して環境にも貢献できる製品を開発できないかと10年に及ぶ研究を重ねました。
2018年の暮れからは、滋賀県との共同研究で、バイオアパタイトを使った新しい信楽焼の開発に取り組みました。バイオアパタイトを使った人工の陶磁器は世界で初めてで、真っ白な色、薄いのに強度が高いこと、光を透過するという特徴を持ちます。バイオアパタイトを製造するための特許技術を活かした、画期的な商品開発を様々な分野で進める株式会社バイオアパタイトに迫ります。

番組内容
【BIZログ】
今回のテーマは「サーキュラーエコノミー」。欧州を中心に提案されている循環型経済という概念で、世界に拡大しています。サーキュラーエコノミーの取り組みを行うことで540兆円の経済効果があると試算されており、日本でも将来社会を見据えて、消費型からサーキュラー型へビジネスモデルを転換することが必要です。解説コメンテーターの荻窪の解説に大注目です!

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